【レビュー】Miix 2 8を超軽量ノートPCにするBluetoothキーボード:F.G.S iPad mini専用ノートパソコン型キーボードキット
iPad mini向けBluetoothキーボード「【F.G.S】iPad mini専用ノートパソコン型キーボードキット」でMiix 2 8をノートPC化しました。タブレットとしては未完成なWin8タブレットですがキーボードがあれば8インチのタッチパネル搭載ノートPCとしてめっちゃ使えます。ちょっとキツイので加工しましたし、キー配置やキー配列に癖があるので万人向けではないですが、純正キーボードが日本で販売されていない以上これがベストじゃないかと思います。
□iPad miniとNiix 2 8の寸法、重量比較
高さ | 幅 | 厚み | 重さ | |
Miix 2 8 | 215.6㎜ | 131.6㎜ | 8.35mm | 350g |
iPad mini | 200.0㎜ | 134.7mm | 7.5㎜ | 331g |
□パッケージ
1.Miix 2 8より若干大きい程度。いろんなカラーバリエーションがあるのが分かります。購入したのはシルバー。
2.パッケージの裏表。パッケージには特にブランド名の記載はなくバーコードにF.G.Sと記載されているだけでした。
3.パッケージから出したところ。キーボードはナイロンに包まれていました。
4.付属品はmicroUSBケーブルと説明書(英語)のみ
5.説明書にあった仕様。Bluetooth3.0で従量は235gです。Miix 2 8が350gなので合計が585gになります。キーボード付きのWindows8として軽量なLavie Zで800gをちょっと切る程度です。軽量な10インチのWin8タブレットThinkPad tablet 2でも単体で570gですから8インチタブレット+キーボードで600gを切れるのはありがたいです。
□本体
1.裏側はゴム足付
2.ヒンジ部分は丸みを帯びています。綺麗なライン。
3.はさむ部分は液晶側はゴム。背面側はフェルト系の生地で保護されていて傷はつきにくそうでした。
4.インターフェイス部分。BluetoothのON/OFFや同期用のスイッチ、microUSB端子が集中配置されています。
5.右端手前部分に、インターフェイスが集中。microUSB端子は側面にあり充電すると赤いLEDが点灯。
6.キーボードを正面から。QWERTYの段とASDFGHの段、ZXCVBN段のずれ方が違うのが分かりますでしょうか?QWERTY段がもう少し左にあるのが一般的だと思いますがTabキーを無理やり入れたが為に苦しくなったようです。Amazonで確認できる画像とは記号の一部の配列やaltや地球儀キーの刻印が違うようですがまあいいでしょう。(この辺が気になる方は販売元に確認した方がよいかも)
7.Pの横はすぐにEnterキー。右端の記号キーは省略されており、{}などはFnキーで入力するようになっています。A-Zまでのキーは大きく、12.5mmありキーピッチは15mmとこのサイズにしてはかなり余裕のあるつくりになっていると思います。Windowsでも音量は記載アイコン通り動きました。
8.キーボード左端。iOS用なので入力切替専用ボタンがありますがWindowsでは動作しません。Escキーが無いのが残念ですが、Tab、caps lock、Shift、Control、altキーと一通りの特殊キーが揃っているのは便利です。Nexus7(2012)用のキーボードではTabがな く面倒だったんですよね。fnキーは検索や音量、一部の記号などの入力に使います。
Windows8.1の場合 かな/英数 の切替はShift+Caps Lockでした。左上の□が刻印されたキーはHomeボタンのようで押すとブラウザでホームページが表示されます。
minisuitでcmdキー(Windowsキーに相当)に割り当てられているキーはなく使えないようです。Amazonの画像ではF.G.Sのキー配列もcmdキーだったんですが、どうやら途中で切り替わったのかもしれませんのでご注意を。
□Miix 2 8と合体
1.まずは、なんも考えず挿し込んでみました。iPad miniとは厚みが0.85㎜も違うので結構きつかったです。
2.液晶を開くとヒンジ部分がやや下に出っ張りキーボードに軽く傾斜します。ホンの少しの傾斜ですが入力はしやすくなっていると思います。
3.ヒンジ部分には磁石が入っています。ちょうど開いた時に下になるようになっていて事務机など鉄でできた机だとくっついて安定します(倒れやすさは変わらない)。どうせならキーボード手前にも磁石欲しいところです。
4.閉じたところ。
4.ヒンジ側から。シルバーを選んだのですがMiix 2 8とよく似た色合いでマッチしてると思います。
5.正面から。キーボードの厚みはMiix 2 8とほぼ同じぐらいなので、手前側で18㎜程度、ヒンジ部側でも20㎜程度に収まります(ゴム足除く)
6.Miix 2 8が縦に長いので裏から見ると液晶が少し見えますが、普通キーボード側を下にしておくので気にならないです。
7.スピーカーやカメラには一切干渉しません。
□Bluetooth接続
Miix 2 8側は
右端からチャームを出して>PC設定の変更>PCとデバイス>Bluetooth
と辿りBluetoothデバイスの管理からBluetoothを「オン」にします。
1.キーボード側の電源をONにしてCONNECTボタンをおしペアリングモードにします(青色LEDが点滅)
2.パスコードキーが表示されるのでキーボード側から表示された数字を入力してEnter。これでペアリング完了です。
□Windows8の設定でUS配列に切替
先日の記事と同様にレジストリーエディターでUS配列として認識させれば記号類が打ちやすくなります。
特にPの横にあるはずの「@」マークやカッコ「」はキー自体がないので日本語キーボードとして認識したままでは打つすべがなく、ソフトキーボードを出す以外なくなるので注意が必要です。
【レビュー】US配列のBluetoothキーボードをUS配列として認識させる:Lenovo Miix 2 8: 碧き流星
□操作性
左下が液晶に掛かるとWindowsボタンがタッチして押しにくくなります。
□加工
しばらくして、液晶を見ると、モアレがでていたので慌てて外しました。やはり0.85mmの厚みの差は大きいようです。
0.85㎜分ヒンジ部分を広げられないか検討しました。
1.液晶の前に来る部分の裏側はゴムが貼ってありゴムだけで0.5㎜ぐらいありそうです。そこで、ドライバーで温めながらマイナスドライバーで剥がします。
2.ゴムを外したところ。凹形状となってゴムが動かないようにしていたようです。この淵を削ってゴム足を薄いものに変えれば0.5㎜ぐらいは広げられそうです。
3.周囲をマスキングしてヤスリでゴリゴリ。
4.削ったあとはビニールテープで保護してMiix 2 8に傷がつかないように処理。
5.Miix 2 8を再度挿し込んだところ、無加工より楽に挿し込めるようになり液晶のモアレもでなくなり一安心。
□使用例
1.早速、新幹線のテーブルの上で使ってみました。8インチサイズだと余裕でテーブルの上に載せれます。最大に開いた状態でも後ろに倒れません。YouTubeなどの動画鑑賞にも最適です。
2.開いた状態で縦位置で持っても意外と大丈夫でした。ちょうど本を開いた感じで左手で持って右手でタッチ操作というスタイルで操作可能です。
□まとめ
iPad mini用のキーボードをMiix 2 8用に使えるらしいという情報はITmediaの記事がきっかけですが、本当に使えます。記事の中では厚みの差は0.5㎜とありますが実際は0.85㎜と1㎜近くあり個体誤差を考えてもややキツイのは仕方がないと思います。しかし、ちょっと加工すれば入れやすくなりますので自分的には全く問題なしでした。
むしろ問題になりそうなのは、キーの配置でQWETY行のずれが小さいことで打ち間違いします。キー配列もイレギュラーでEscキーがなく、Enterキーも小さいのでこの辺は我慢ですね。
純正キーボードが日本でも発売されればこんなことをしなくても良いわけでLenovoには早くだしてもらいたいところです。
□関連記事
やっぱ、フルで使うならキーボードもほしいっす:ここから選ぶ予定! 八八艦タブと一緒に買いたいワイヤレスキーボード - ITmedia Mobile
□購入
FGSのキーボード(キーボード配列は出品者に要確認)
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