【レビュー】2つの対照的なBrain：PW-A9200 & PW-AC40

みんぽすさんより、SHARPの最新電子辞書2機種をお借りすることができましたので早速レビューをお届けしたいと思います。お借りできたのはビジネスモデルの最上位機種「PW-A9200」とコンパクトタイプで韓国語モデルの「
PW-AC40」です。性格の違う2機種ですがどのように違うのか比べていきたいと思います。

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□関連ページ
電子辞書：シャープ
PW-A9200 | 電子辞書：シャープ
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□外観比較

まず、PW-A9200とPW-AC40ですが、大きく外観が異なっています。PW-A9200はよくある電子手帳タイプのクラムシェル型でPW-AC40は電子手帳には珍しい縦型です。スマートフォンでいうBlackBerryに似た感じですね。かつて所有していたZAURUSU　MI-E1もちょっと思い出しましたw。

PW-A9200はヘアライン加工があり上質な感じがあります。一方のPW-A40は比べてしまうとどうしてもチープな感じがしますが作りはしっかりしていると思います。

PW-AC40はキーボードあたりはとても薄いのですが、上部に電池ボックスがある為にやや盛り上がっていますね。PW-A9200はほぼフラットです。

液晶部分はPW-A9200がカラーとモノクロの2つ、PW-A40はカラーが1つです。両方共液晶はタッチパネルです。

PW-A9200のメイン液晶は5.6型と大きいですね。両端にはショートカットエリアになっていてモードを切り替えたりできます。サブ液晶は主に文字入力ができます。メインだけでなくサブ液晶にもバックライトが付いているので使いやすいです。PW-AC40の液晶も右側はショートカットエリアになっています。

両者ともタッチペンが付属していますが、PW-A9200は横幅があるからか伸縮しないタイプ、PW-A40の方は伸縮できるタイプになっていま す。PW-A9200も伸縮するタイプの方が余裕があって入力しやすいと感じました。タッチパネルはスマートフォンのような静電容量タイプではなく、感圧 タイプです。

キーボードは、PW-A9200はボタンも大きくブラインドタッチもなんとか？！ってレベル。両側をもってキーボードを打つのは厳しいです。PW-AC40はボタンを片手でも操作できるようになっています。逆に両手だと使いにくいですね。

□まとめ
2つのBrainを同時にお借りしてわかったのですが、内蔵されている辞書の違いはあるにせよ、PW-A9200がすべてを包括して、PW-AC40は要らないんじゃないか？と思っていましたが、実際に1ヶ月間さわってみた感じでは、スマートフォンと同様に片手で持って操作するPW-AC40の縦型スタイルが非常にしっくりとくるなと思いました。どんな場所でもすっとだしてすっと調べるというスタイルには縦型スタイルはとても有効です。

一方のPW-A9200はテーブルにおいて使うことを前提に設計されていて、そのように使う分にはいいのですが、電車の中など立ったまま使うのにはやや無理がありました。キクタンやTOEIC系のコンテンツはスキマ時間に使いたかったのですがPW-A9200を電車の中で広げるとちょっと恥ずかったですね（汗）。

PW-AC40で惜しいなと感じたのはスピーカーがないことですね。ぱっと発音など調べたいときにイヤホンをつながないと聞けないのは不便と感じました。

PW-A9200で惜しいなと感じたのは、大画面側もタッチパネルなのにそれを活かしきれてないことです。液晶を反転して片手で持てるようにしてほしいです。これだけスマートフォンが普及してきたわけですから、タッチパネルも静電容量式にして、androidをベースに最後のリナザウを焼き直したようなハイスペックな電子手帳が欲しいと感じました。（欲張りすぎ？）

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