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2009年8月10日 (月)

【家電】数値の裏づけを読む必要がある:省エネ広告

みんぽすを運営されているWillVii株式会社の社長Tsukaさんのブログの記事に対して、一応エンジニアとして考えてみたのでトラックバック。

■省エネ広告に感じる疑問■ - Will, Vision, Innovation
もう少し分かりやすく言いますと、「27度を28度にするとという表現だと、まるで(28-27)/27=4%以下の設定温度変化で10%も省エネできる!」というような誤解を生じさせようとしているように見えるんです。事実、私の家族は「凄い!たった1度で10%も省エネできるのか!」と見事にこういう誤解をしてしまっていました。

こちらの記事のCMは

TEPCO : CMライブラリ | でんこシリーズ

の設定温度篇でしょうか?

このCMの根拠になっていると思われるのが、下記のページ

TEPCO : Switch ! | くらしのラボ | くらしのラボで調べてみました | エアコン
設定温度26℃でエアコンを使用した時の消費電力量を100とした場合、エアコンの設定温度を1℃あげて27℃にすると、扇風機の消費電力量を加えても9%省エネになりました。快適性や涼しさの感じ方は人それぞれですが、エアコンの設定温度を上げて扇風機を併用すると、省エネ効果があります。

だと思います。

外気温30度で26度設定を27度にしたときに9%減。27度から28度にした場合は10%以上減になっています。
(扇風機分をはずして目算)

発生熱量はノートPC1台と人一人
部屋のサイズは5.5畳(2階建て、2階の南向きの部屋という想定らしい)

ですね。

省エネ度を測る基準は消費電力。

ようは冷却に使用したエネルギー量ですね。

エアコンの機能にもよりますが、単純に温度差だけで消費電力を測ることはできないと思います。
というのも、外気との温度差が大きければ、それだけ部屋が暖まりやすくなるのでファンを強くしたりして、早く冷却しようとしたりし、温度差がない場合にくらべて消費電力はぐっと高くなると思います。

外気温との差が

4度差から3度差で25%減。
3度差から2度差で34%減。

これらの状態で10%程度のエネルギー減ということです。

外気温との差がつけばつくほど1度上げたときの効果は減っていきますので
外気温が40度近い状態で設定温度が27度を28度にしたところで10%も省エネになることはないと思います。

関西でそのCMをやっていないのでなんともいえないですけど

外気温が30度の場合という注釈が入っていないとまずいCMかもしれませんね。

どちらにしても、エコが悪いというわけではなく、設定温度を上げることはもちろん消費電力を減らしてエコです。

ただ、その効果を過大に評価されるような表現方法が企業CMには多いので注意が必要ですね。

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