【PR】Lui機能を備えたLavie Lightはネットブックの新しい形
ついにソニーまでもがVAIO Wでネットブック市場に乗り込んできましたが、一風変わったネットブックとしてNECのLavie Light Luiモデルがあります。今回はLuiの魅力についてちょっと考えてみたいと思います。
まずLuiについての公式サイト
http://121ware.com/lui/
Luiの最大の魅力について軽く説明しますと、家にあるデスクトップPCをネットブックでコントロールしてしまおうというものです。これをNECは「PCオンデマンド」と言っているようです。似たような機能はXPやVistaに搭載されているリモートデスクトップですが、Luiのシステムとは仕組みが違うようです。
さすがに、著作権保護されている地上波デジタルなどの閲覧は不可能ですが、それ以外なら、ほぼなんでもできてしまうという優れものです。
LuiのPCオンデマンドとリモートデスクトップの違いについては、本田さんの説明がわかりやすかったので引用させていただきました。
本田雅一の「週刊モバイル通信」
加えてLuiには、ユニークな画面共有機能もある。Windowsでの画面共有と言えばリモートデスクトップがあるが、Luiの画面共有(ホームサーバPCのリモート操作)はちょっと趣向が異なる。リモートデスクトップは描画情報をネットワークでやりとりし、クライアント側で描画を行なう。ところがLuiは画面全体を動画として送信し、PCリモーターでは画面を動画として見る(もちろん、キーボードやマウスなどの入力を中継する必要があるため、単なる動画サーバではないが)という形態を採用している。
※追記(2009年07月17日)
西川さんのコラムでもLuiが取り上げられていたので引用させていただきます。
【西川和久の不定期コラム】 NEC「Lui PCリモーターサーバーボード」を試す
ある意味強引とも言えるビデオ信号とオーディオ出力をそのままハードウェアで取り込み圧縮しての転送は、アイディアそして技術的になかなか面白い。過去操作したリモート環境の中では最もスムーズに全てを描画している。
これは、動画が再生できる程度の端末であれば操作できることを意味しています。初代Luiではリモーターという専用端末を用意していたのですが、これがWindows CEという携帯情報端末向けのOSで非力なマシンでして、これでサーバーをスムースにコントロールしていたことから操作側に負担が少ないシステムなのがわかります。
で、新しいモデルでは、操作側にもある程度の性能を持たせてサーバーにつなげなくてもノートPCとしても使えるようにしようじゃないか!となって、ネットブックにLuiの機能を取り込んでしまったわけですね。
それがLavie Light Luiモデルになります。いままでのLuiのリモーターでは、ネット環境がないデッドウェイトになってしまっていましたが、Lavieベース(というかLavie Lightそのもの)ですから、まあネットブックとして普通に使えるのは非常に利便性が高いですよこれは。
だって、手元で操作できるレベルのものであれば、いくらNECのPCオンデマンドが軽いとはいえ、手元でした方が圧倒的に軽く操作できるのは当然ですし、ネット環境がなくたって、普通のネットブック同様にテキスト編集ぐらいは簡単にできます。
Luiの機能に戻りますが、サーバーは外部からリモートパワーオンできるのがいいですね。企業ならサーバーは常時起動しておけばよいのですが、家庭での利用だと、常時パソコンを立ち上げておくのはもったいないですし。
利用シーン的には、PCオンデマンドは回線スピードが遅くても使えるんで、たとえば、自宅のサーバーが光回線とかなら、自宅で動画とかをダウンロードして、外出先でそれを見るなんてことが簡単にできそうです。もちろん、動画の変換処理をさせておくなんてことも簡単でしょうし。
特に宿泊出張とか多いビジネスマンとかは、仕事が終わったあとのホテルでの時間つぶしにこういうのが欲しいですよね。自分とか家にいくら早くかえっても子供と遊んだりしてるとパソコンなんて触る時間ないですし、出張時とかだと意外と暇なんですよねぇ~そういう時間を有効に使えるのはよさそうです。
さらに活用するなら、ネットに常時接続したくなりますが、メールやテキストの編集であっても1Mbps程度、動画再生だと数MB以上の回線スピードが必要になるので、WILLCOMのどこでもWi-Fiだと無理っぽいですね。N700系の無線LANも厳しいそうです。常時接続ならば、最低限、HSDPA程度の回線スピードは確保したいところです。クティオが販売になりましたから、イーモバイルなどと併用するとかなり便利でしょうね。
さらに、スピードが欲しければ、やはりWiMAXでしょう。まだまだエリアが狭いですが、回線スピードからいけば問題なく利用できそうです。
家においておくサーバー機にはNECからLui用のPCリモーターサーバボードを搭載されたデスクトップ機が用意されています。旧製品ではリビングPCタイプでしたが、現在は、普通のマイクロタワー型とスリムタワー型(上図)が用意されています。CPUはCore 2 DuoかQuadの2種類用意されてます。OSにWindows Vista® Ultimate with Service Pack 1 (SP1) がインストールされている機種ならばリモートデスクトップも使えます。
PCリモーターサーバーボードは単体でも販売されていますので、NEC以外のPCでもサーバー機として利用できます。ロープロファイル対応のボード(上図)も用意されていますが、2スロット占有するので注意が必要ですね。
とまあ、Luiの魅力について調べてみましたけど...予算さえあれば誰でもほしいですよねぇ(汗)
【西川和久の不定期コラム】 NEC「Lui PCリモーターサーバーボード」を試す
Luiは技術的に高度で面白いだけに、例えばクライアントはWindowsに限らずMacやiPhone、Android、Linuxなど多くのOSをカバーすると言った何かもう一捻り、そして抜本的な改善が欲しいところだ。
西川さんもおっしゃっているように、クライアント側に関しても他社製品に対応してくれたらすごいですよね。特にiPhoneにLuiアプリとか作ったらそれこそいつでもどこでも手のひらで自宅PCを操れるようになるわけです。
まだまだ可能性のあるLuiですので今後の発展にも期待したいです。
※注意事項
-----------------------------------------------
地上デジタル放送、BS・110度CSデジタル放送の
録画番組や、ブルーレイディスク、DVDメディアなどに
記録されているコンテンツは、LaVie Light Luiモデルで
視聴することは出来ません。
-----------------------------------------------
| 固定リンク
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- 【作ってみた】しろねこさん~ちゃとらさん:ニードルフェルトでねこあつめ #デアゴねこあつめ(2018.02.20)
- 【レビュー】DVDドライブ接続と外部出力を試す:Lenovo IdeaPad Miix 310/320(2018.02.19)
- 【レビュー】滑り抜群で操作性向上:MIIX310 タッチパッド保護フィルム ミヤビックス(2018.02.10)
- 【レビュー】Miix 310にmicroSHXC 128GBを導入(2018.02.05)
- 【レビュー】360°動画はTHITAアプリで編集:Giroptic IO(2018.01.22)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント