【スバル】待望のCVTはいい!:新型レガシィツーリングワゴン試乗
一昨日、発表されたばかりの5代目レガシィに早速試乗してきましたよ。試乗したのは、レガシィツーリングワゴン 2.5i Sパッケージです。2.5L SOHC NAエンジンにCVTが搭載されいる奴です。
いやぁ、発表されたばかりで試乗車があるのか心配でしたが、あらかじめ電話したところ
「ワゴンが試乗できますよぉ~」
とのことでしたので早速、仕事帰りに近くのスバルへお邪魔してきました。
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あらかじめ電話していたこともあって、スムースに試乗の案内をしていただきました。
用意されていたのは、ブルーカラーのツーリングワゴンでした。オプションとしてはクリアビューパックとサンルーフが設定されてました。
Twitterなどでちょこちょことつぶやいていますが、項目ごとにざっと感想をまとめてみたいと思います。
□外観(エクステリア)、室内(インテリア)
隣に4代目のB4があったんですが、新型はフェンダー~ボンネットのふくらみ方がすごいので、圧倒的に迫力が違います。
インプレッサ同様にレガシィもドアがサッシュありになったので、一般的な感じになりましたね。ドアの開閉は意外なほど軽く、外車のような重厚な感じはありません。ドアを閉めたときのおともドンではなくパンって方に近いですね。
運転席に座ると、室内は4代目のタイトな印象に比べるとかなり広く感じました。天井も高くセンターコンソールも幅広になっていて助手席との距離もかなりあります。
サンルーフは運転席上にあるのみです。以前のレガシィやエクシーガのようなパノラマタイプではありません。
サイドミラーは、高さがかなりあり、一見するフォレスター用?というぐらい大きいです。もちろん視界良好ですね。
4代目はナビなどがあるセンターコンソール部分はドライバー側に若干向けてあったんですが、5代目は完全に正面を向いています。
試乗後、後席にも座ってみたんですが、座面位置が高くなってることがわかりました。床に足の裏がべたっとついていても太もも裏がシートにちゃんと密着するぐらいの高さです。なんか妙に姿勢よく座りたくなりました(笑い)
当然、膝前スペースは広々、20cm~30cmほどはあるような感じでした。前席シート裏には、飛行機の座席のようにネットホルダーがあり、雑誌などちょっとした小物をさっといれて置けそうな感じです。
後席の背もたれもリクライニングは当然可能ですし、高さも十分あり安定してすわることができました。
荷物室の奥行きは4代目よりも若干減っているそうですが、後席の居住性を向上させるためといってました。とはいえ、見た目じゃ良くわからないレベルですし、横幅と高さが4代目より増しているので容量的には変わらないか大きいぐらいじゃないかと思います。
□エンジン、トランスミッション
さて、エンジンはトヨタと同じようにプッシュボタンでスタートです。ぽちっとするだけでエンジンがかかります。
キーをまわすタイプに比べてまわしすぎることがないのでエンジンへの負担は少ないかもしれません。
メーター類は円形のオーソドックスなタイプ。ちょっとメーター類は径が小さいような気がしました。
そして、ミラーをあわして発進しようと左手側をみたらパーキングブレーキがないのでびっくりしました。
いままでセンターにあったサイドブレーキが電動化されてメーター右横の下のほうのスイッチでオンオフするようになってたんですね。なんか、物理的に手を動かしてブレーキをかけないと不安になります(汗)慣れるまで時間がかかりそうです。
で、電動パーキングブレーキですが、運転席のシートベルトが着用されている状態でエンジンをかけてブレーキを踏んでいれば、わざわざボタンをおしてブレーキを解除しなくてもアクセルを踏めば自動的に解除するそうです。
これ、むちゃくちゃ怖いです。なんでこんな仕様にしたんでしょうね。パーキングブレーキをするという行為を省かせるのは不用意な発進になってしまい危険が大きい気がします。
パーキングブレーキを踏んだ状態でアクセルを踏んだら音声などで警告する!方がいいと思うんですけどねぇ。
前方に障害物があると発進できない、Eye-Sight搭載車がまだ設定されていないので早く出して欲しいです。
エンジン音はオーディオオフで聞こえるぐらいの静かさでスピードを上げてもそれほど大きくはなりません。むしろCVTのチェーンが回る音の方が耳障りぐらいですが、音楽を聴いていたりすればわからないと思います。
パワーに関しては、2.5Lということで、iモードでも十分なトルクがあります。Sモードでは車重を感じないほどしゃっきりと動きますS#は言わずもがなですね。
で、レガシィ初のCVTはすこぶるいいです。直線でアクセルべたふみでフル加速しても変速ショックがありません。当たり前のことなんですが妙に感動してしまいました。
そして、ハンドル裏にはパドルシフトが装備されていて6段のマニュニュアルシフトが出来るようになっています。加速時にはCVTに任せたほうがスムースにすばやい加速を得ることができますが、下り坂や交差点などでエンブレを使いたい場合にはこのマニュアルシフトで段を落としていけばブレーキを使わず減速できるのでいいですね。Dレンジに入れていれば、パドルシフトで段を落としたあとは自動でDレンジに復帰するので意識せず利用できます。
□乗り心地
Sパッケージということもあり、サスはスバルらしく固め。 路面のコツコツは感じます。
まあ、超偏平18インチタイヤだし仕方ないと思います。2.5iや2.5iのLパッケージなら16インチタイヤで振動を吸収してくれそうな気がします。この辺はまた試乗で確かめたいですね。
個人的には、Sパッケージに18インチはやりすぎな気がします。オプションで設定するのはアリだと思いますが、2.5GTの標準モデルと同じ17インチがバランスよいんじゃないかなぁと思います。
ちなみにタイヤはブリヂストンのPOTENZAブランドでした。
□全体の印象
4代目のような軽快感はないですが、全体的に大きくなりゆとり感がでていると思います。
4代目はかなりタイトな室内空間でしたが、5代目は広くゆったりして閉塞感はありません。
一つ上のクラスになった印象ですね。
まあ、レガシィに乗る層も、30代後半からの落ち着いた世代でないと似合わないでしょうね。自分にはまだ早い気すらしますが、ハイブリッドやディーゼルが出るころには37歳ですからちょうど良いかなと思ってたりします(笑)
さすがにハイブリッドが出たとしてもプリウスのような38km/Lという驚異的な燃費は無理でしょうが、このクラスであれば、20~25km/L程度でれば十分じゃないかなと思います。
すっかり、スポーティーな車じゃなくなってしまいましたけどね。
スキーに行く自分としては4WD必須ですし、ミニバンやSUVみたいな大型車は要らないし、待ち乗りも普通にこなせる車となると結局レガシィツーリングワゴンしかないんですよねぇ~
4WDでありながら2WDの他社の同排気量より燃費がいいってのはスバルの技術力を感じますよ。
トヨタはプリウスの燃費はいいですけど、そのほかの車の燃費は意外とよくないです。
ホンダも同じですね。むしろホンダは安全性で上位に来ることがないのが怖いです。
スバルはインプレッサ、エクシーガ、フォレスターが衝突安全性で表彰されたりするぐらいです。
ちいさなメーカーですけど、しっかりしたものづくりはスバリスト、スバラーを有無のもよくわかります。
以上試乗レビューを取り急ぎお届けしました。
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コメント
レガシーとインプレッサのターボモデルにDCT(ツインクラッチ2ペダル)ミッションを積んでほしいなぁ
スバルさん!お願いします!!
m(_ _)m
投稿: [無記名] | 2009年5月26日 (火) 13時51分
コメントありがとうございます。
VWや三菱はツインクラッチを採用しましたね。大トルク対応の一つの回答でしょうね。
VWのゴルフTSIに試乗したことがありますが、普通に運転してる分にはCVTみたいな印象でしたね。
さすがにフル加速するとシフトアップはわかりますが。
MTと同様のダイレクトなフィーリングはいいですよね。
私も期待したいです。
投稿: 碧 流星(管理者) | 2009年5月26日 (火) 18時34分