【レビュー】全てが美しい VAIO Type T(BD搭載モデル)
みんぽすさんより、モバイルノートPCでBlu-rayドライブを搭載したVAIO Type T(VGN-TT90S)をお借りできましたのでレビューをお届けしたいと思います。
丁度、2009年春モデルが発表されたところですが、レビュー用にお借りしているモデルは2008年秋冬モデルです。
2009年春モデルとの主な違いとしては、OSが64bit版になったこととVAIOオーナーメードモデルにワイヤレスWAN内蔵が選択できるようになったこと位で、2008年モデルとは殆ど違いがありませんので、購入時の参考には十分なると思います。
□メーカーページ
・2009年春モデル
ソニー製品情報: VAIO Type T
プレスリリース:個人向けVAIOパーソナルコンピューター新製品発売のご案内
・2008年秋冬モデル
ソニー製品情報: VAIO Type T
プレスリリース:世界最小・最軽量 ブルーレイディスクドライブ搭載ノートパソコンを発売
サポート情報:VGN-TT90S
このレビューはWillVii株式会社が運営する国内最大級家電・ゲームレビューサイト「みんぽす」から商品を無償でお借りして掲載しています。(詳細は末尾で)

□はじめに
まず、このVAIO Type Tをお借りしてみようと思ったきっかけですが、Blu-rayドライブが搭載されている云々よりもソニーの最新モバイルノートがどこまで進化したのかを見てみたいという気持ちが強かったからです。
というのも私は、初代VAIO Z505(PCG-Z505DX)を所有していたんです。当時は仕事が忙しく会社で出来ない仕事を家でするために購入したんです(セキュリティの厳しくなった今では考えられませんが)。オプションも含めて30万円ぐらいしたのを覚えています。このVAIO実は現役でして、自分の実家でネットブックとして活躍中です。Pentium IIの333MHzと古いCPUですが途中でHDDの換装(6.4GB→20GB)し、OSをWindows 98→Windows 2000と変更したことが効いているようです。
・製品ページ
PCG-Z505DX・Z505D
本当は、このZ505を呼び戻して比較したかったんですが、現役である為実現しませんでした(涙)
とはいえ、当時の最高モバイルノートと比べてどう進化したのかを中心にレビューをしていきたいと思います。
※注意事項
今回、お借りしているVAIO Type T(VGN-TT90S)ですが、試作機とのことで、製品版とは一部仕様が異なる場合がありますのでご了承ください。
グレースゴールドのカラーって非常に微妙でして、写真でお伝えするのはかなり難しいです。
今回はレビューに避ける時間が少なくホワイトバランスを取ったり調整する余裕が全くなく、画像によって色合いがバラバラで見づらいかと思いますがご了承ください。
□仕様
今回お借りしているVGN-TT90Sの主な仕様です。
| カラー | グレースゴールド |
| 模様 | ロイヤルオーナーメント |
| CPU | Intel Core 2 Duo SU9300(1.20GHz) |
| メモリ | 4GB(2GBx2) |
| ドライブ1 | 1.8型 120GB HDDドライブ |
| ドライブ2 | 書込型ブルーレイディスクドライブ |
| ワンセグ | なし |
| 指紋センサー | 搭載 |
| キーボード | 日本語 |
現在、ソニースタイルでは2009年春モデルでしかシミュレーションできないので価格は不明ですが、大体25万円前後じゃないでしょうか。
□パッケージ
真っ黒なボックスにシルバーのラインが入っていて、シルバーのライン上に型番の一部TTが入っていますが、シリーズ名はType Tなんでややこしいですね。
蓋を開けたところです(左画像)。付属品が上段に入っています。付属品の入っている段を取り除くと(右画像)いよいよ本体が登場です。開封っていつもドキドキします(笑)
パッケージに入っていたもの全てを並べてみました。なんとも美しい本体です。
・付属品
取扱説明書
ACアダプター
リチャージャブルバッテリーパック
ノイズキャンセリングヘッドホン
アンテナ変換ケーブル(ワンセグチューナー搭載時のみ)
Microsoft Office Professional 2007 プレインストールパッケージ(プレインストール選択時のみ)
バッテリーは本体の横幅一杯では無く大体8割ぐらいの幅しかありませんが、その分奥行がありますね。
ACアダプターは、コンセントケーブルが別になっているものです。
PCに接続する側のケーブルの根元はL字型になっていて最初から省スペースに配慮されていることが伺えますが、コンセントケーブルはACアダプター本体にまっすぐに刺す様になっています。本体側のケーブルには結束用のバンドが付けられています(画像左)
ただ、惜しいなと感じるのが、コンセントケーブルを含めて結束しやすいようには作られていないことですね。コンセントケーブルをACアダプターにつけたままだとケーブルが不自然に曲がります。コンセントケーブルも根元がL字型になっていればACアダプターに刺したまま纏められるのにと感じました。
現状では一旦コンセントケーブルをACアダプターから外して結束用のバンドで纏めるという感じになりそうです。バンドは結構余裕があるのでACアダプターごとぐるっとまわして止められます(画像右)。
確か、ACアダプター本体にグルグルと巻きつけられる形状になっていたモデルも合ったかと思いますが、どのような形にしろコンセントケーブルも含めてまとめやすい形状にして欲しいなと感じます。
□デザイン
まずは、特徴的な天板から。
お借りしたのはロイヤルオーナーメントなんですが、グレースゴールドの気品溢れるカラーに繊細な模様が刻まれている様は非常に高級感がありとても美しいです。私のような男が持つと全く似合いませんが、おしゃれに気を使っている女性ならば、似合うこと間違いなしです。というか、持ち歩くならばこのデザインにあう格好をしていないと恥ずかしくなるぐらいの美しさです。
中央のVAIOロゴは金属ミラー加工されていています。
しかし、このロイヤルオーナーメントですが、2009年春モデルからは無くなってしまいました...。
綺麗なデザインだと思うんですが、よほど人気がなかったんですかねぇ。
背面です。裏面は2段になっていますね。殆どシールらしいものが無くすっきりした印象です。
ここまですっきりさせているならば、先日、発表されたVAIO Type Pのようにビスも全部見えないようにして、シールもバッテリー裏側にするぐらいの気合が欲しかったところです。
欲を言えば、段差ももっと滑らかにしてMacBook Airのように美しい曲面にしてほしいかも。
せっかく天板が美しいんですから背面も美しくしてほしいですよね。
液晶を開いたところです。今のVAIOの液晶はラッチレス構造なんで、液晶を持ち上げるだけで開けられるのは楽ですね。ヒンジの硬さや、本体と液晶との重量バランスもよく、本体を抑えることなく液晶だけを持って開けられるのはさすがです。
内側も全てグレースゴールドカラーになっています。
全てが滑らかなラインで繋がるように構成されていて、さすがソニーとうならせる造型です。
上部にある黒い部分はMOTION EYEというカメラが搭載されていてビデオチャットなどができるようです。
昔の機種では、回転するようになっていたものもありましたが、完全固定されています。
左側のACアダプター接続端子周りです。こちら側にはHDMI端子とLAN端子があるのですが、カバーされていて非常にすっきりしたデザインになっています。
ACアダプターは給電されているとグリーンに光るという凝った造り。ケーブル側にこんな加工をしているメーカーは他に無いんじゃないでしょうか?ただ、給電されてなければすぐに緑でなくなるなればよいのですが、電源を抜いても光はしないもののしばらく緑のまま残っているのでぱっと見て電源が抜かれているかどうかはよくわかりません。
奥のカバーを開けると(左画像)奥側にLAN端子、手前側にHDMI端子です。手前側(右画像)にはExpressCard/34スロット 、i.Link端子、USB端子×2、マイク端子、ノイズキャンセリング機能対応のイヤホン端子と並んでいます。
右側の電源ボタン周り。かつてのVAIO 505を彷彿とさせる円柱デザインです。電源を入れるとスリットがグリーンに光っているのがなんとも美しいです(左画像)。液晶を閉じると(右画像)スリープモードになりオレンジに光ります。
右横から見たところです。Blu-rayドライブがあるのですが閉じた状態ではその存在が殆ど分かりません。
反対側もそうですが、両サイドは金属のモールドがありデザインを引き締めている感じになっています。
ただ、電源ボタンのすぐ横にはディスプレイ端子がありますが、これがむき出しでせっかくのデザインを損なっている気がします。ビジネスモバイルのType Gならば分かるのですが、エンターテーメントモバイルですし使用頻度から言っても左側のHDMI/LAN端子部と同様にカバーで覆って欲しかったところです。
□液晶
電源を入れたところです。11.1インチワイド液晶(16:9)で解像度はWXGA 1366×768ドットですね。
今までの4:3液晶と比較してサイズがどうなっているのか計算して表にしてみました。
| モデル名 | 画面 インチ | 画面 cm | 横ドット数 | 縦ドット数 | 横幅 cm | 縦幅 cm | ドットピッチ比 |
| N505 | 10.4 | 26.4 | 1024 | 768 | 21.1 | 15.8 | 1 |
| Z505 | 12.1 | 30.7 | 1024 | 768 | 24.6 | 18.4 | 1.16 |
| Type T | 11.1 | 28.2 | 1366 | 768 | 24.6 | 13.8 | 0.87 |
コレを見ると、Type Tの液晶の横幅はZ505と同じなんですね。縦幅に関してはN505よりも2cmも低い結果に。
画素比を見てみてもN505よりも2割弱小さく、Z505の実に4分の3しかないことが分かります。
画素サイズが小さい=高精細な液晶と捉えることも出来、写真や動画などを見る場合には良い方向に働きますが、文字サイズなどは小さくなってしまう為に悪い方向に働きます。
実際、Z505に比べて文字サイズが小さく最初は見づらいなと感じてしまいました。
以前所有していたVAIOを購入する際にN505ではなくZ505を選択したのは画面サイズが12.1インチ(XGA)だったからなんですよ。やはり仕事で使う分にはある程度の画面の大きさが必要だと思っていたからです。ビジネスに使うならやはりType Gなのかもしれませんね。
ただ、私は視力は良い方(両目1.5)なんですぐに慣れるとは思いますが(笑)
液晶は明るく発色自体はよさそうで、何の問題もありません。
(キーボード上にあるiPod touchの画面が暗いのはしばらく操作しなかったからです)
この辺は、ハイビジョン動画を再生してみて我が家のAQUOS(LC-42GX3W)と比較してみたいと思います。外部出力で今使っているPCのモニター(DELL 1907FP)とも比較するのも面白いかもしれませんね。
□キーボード
キーボード回りです。キーボード部分はパームレスト部分より一段下がっていて、電卓のような四角いボタンが並んだ感じになっています。
各キーの隙間は十分に設けてあり、打ちにくいことはありません。液晶の横幅がZ505と同じということは当然ほぼ同じキー間隔ということで、Z505でバリバリ仕事をしていた私にとっては何の違和感もなくType Tでキー入力が出来ました。ボタンは電卓という表現をしましたが、キータッチはスムーズで打ちやすいと思います。当然ブラインドタッチも問題なく行えるサイズですね。
タッチパッドも横長タイプになっていて、今までのVAIO同様に右端をなぞると縦に下端をなぞると横にスクロールするようになっています。もちろんタップすればマウスの左ボタンと同じ操作になりますので、パッドにあるボタンは右ボタンぐらいしか私は使いません。
タッチパッド下のボタン中央には指紋センサーがついています。もちろん指紋センサーもスクロールに使えるようですが、タッチパッドだけでスクロールすることに慣れてしまっている私は使わない感じです。
キーボードに関してはEnterキーがちゃんと右端にあるのがポイント高いです。一部のノートPCとかはEnterキーより右側にボタンがあったりして、改行するときに間違って操作してしまうことが良くありますから、ノートPC選びで一番重要視したい部分だったりします。
さらに、Escキーや半角/全角キーなどもちゃんと左上にあるなど、一般的なデスクトップPCのキーボードとテンキーが無いこと以外は同じ配列になっているのがいいですね。初めてノートPCを使う人でも戸惑い無く打てると思います。
EnterキーとTabキーの横にある突起は、閉じたときに液晶がキーボードに干渉しないためにあるんでしょうね。
□まとめ
とりあえず、さらっとレビューしてみましたが、なんといっても美しい。これに尽きるモバイルノートですね。
グレースゴールドは品が適度にあり、高級感が高いですし、ロイヤルオーナーメントの模様も他のPCにはない感じで所有者(特に女性)の満足度を高めると思います。
こんなのを買ってしまったら、わざわざ出かけていっておしゃれなカフェ(マクドは×、スタバでも...)とかで使いたくなってしまうでしょうねぇ。
16:9液晶やBlu-rayドライブを搭載しているなど、エンターテーメント製が高いType Tですが、重量は1kgちょっとと軽いですし、キーボードも十分に使えるので、ちょっとしたビジネス用途にも使える汎用性がいい感じです。
ただ、まあバリバリに仕事をするぜ!という気合を感じさせるマシンでなく、仕事もプライベートもスマートにこなす人が所有するという印象を受けました。
次回は、Blu-rayの再生などをチェックしてみたいと思います。
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