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2008年11月 7日 (金)

【ビデオカメラ】Panasonic HDC-SD100を選んだ理由

Panasonic デジタルハイビジョンビデオカメラ HDC-SD100
待望の次男AYAちょが生まれたことで、ハイビジョンビデオカメラを購入することになった我が家ですけども、数あるハイビジョンビデオカメラの中で最終的に迷ったのは、ソニーのHDR-CX12とパナソニックのHDC-SD100、HDC-HS100でした。その中で最終的にPanasonic デジタルハイビジョンビデオカメラ HDC-SD100を選択したのですが、なぜ、HDC-SD100を選んだ理由をちょっと書いてみたいと思います。

□購入条件
それ以前に所有していたのは長男HALが生まれたときに購入した、ソニーのDVカメラ ハンディーカムDCR-TRV10でした。メモリースティックを搭載した初のビデオカメラでHALの成長をしっかりと記録してきてくれた名機であります。非常に使い勝手が良く、地面取り防止録画スイッチが不安定になったのと経年劣化によるヘッド交換修理を一度しましたが、それ以外は目立った故障はなくいわゆるソニータイマーとは無縁のカメラでした。

購入の条件としてはDCR-TRV10よりも軽量コンパクトであることが大前提でした。

まず、購入時に検討した機種ですが、ずぼらな私は当初あまりメディアを交換する必要のないHDD搭載モデルを中心に考えていました。メーカーとしては人気が高く評判も上々なソニー、パナソニック、キヤノンを中心に考えました。

□購入検討機種
購入を検討した機種を紹介します。

・ソニー
HDR-SD12/HDR-SD11(HDD+メモリースティックDuo)(メーカーページ
HDR-CX12(メモリースティックDuo)(メーカーページ

ソニーはハンディカムという圧倒的なブランド力で、CMOSを初搭載したり、顔認識やスマイルシャッター機能、タッチパネル搭載など魅力的な機能を次々と投入してビデオカメラ業界を主導していると感じます。

・パナソニック
HDC-HS100(HDD+SDカード)(メーカーページ
HDC-SD100(SDカード)(メーカーページ


パナソニックはソニーに対抗しうるメーカーとして存在してますね。3MOSを搭載して画質のよさをアピールしてきています。機能的にも常にソニーに追随しています。DIGAなどとの連携も魅力的です。

・キヤノン
iVis HF11(内蔵フラッシュ+SDカード)(メーカーページ

キヤノンは、デジカメでの人気を背景にビデオカメラに参入してきた為に画の良さで選ぶひとが多いようです。
ただそれだけでなく、内蔵フラッシュ+SDカードで軽量コンパクトボディーながら、容量を確保長時間撮影を実現したり、AVCHDの規格上限の24Mbpsで記録できるなどスペック的にも力を入れていて注目されています。

□第一次選考
まあ、上記に挙げたカメラならどれを選んでも間違いないとは思うのですが、全部を購入するわけにもいかないので、ある程度絞り込みました。

ここで落選したのは

SONY HDR-SD11/HDR-SD12
Panasonic HDC-HS100
CANON iVis HF11

です。

まず、HDD搭載機が全部落選。

当初はHDD搭載で大容量撮影ができることを重要視して機種選定を行っていました。やっぱり撮影時間を気にせず撮影できる魅力というのは捨てがたかったわけです。今まで使っていたDVカメラはどうしても60分や80分というのに縛られていますし、どうしてもテープ残量を気にしながらの撮影になるからです。

で、みんぽすさんからHDC-HS100をお借りしてその性能を評価してみたんですが、最初に感じたのがそんなに小さく無いじゃないということだったんですね。

いままでの標準画質のビデオカメラってDVテープやDVDに撮るものでもかなり小型化が進んでいたんですが、ハイビジョンビデオカメラになって若干大きくなってしまったようです。さらにHDD搭載タイプはメモリーカードやフラッシュタイプに比べて大きくなってしまってました。

その大きさは、私が今まで使っていたDCR-TRV10からちょっと小さい程度で、劇的に小さいとはいえないレベルだったわけです。

さらに追い討ちを掛けるように大容量SDHCカードの価格をしらべてみると...。
これが安いこと安いこと

16GBのSDHCカードが約4,000円ですからね。
さすがに出たばかりの32GB SDHCカードは2、3万円しますが、これとてちょっと経てば数千円レベルに落ちることは確実と思われるわけです。

32GBが1枚あれば最高画質でも4時間撮影できますし、16GBも8GBもあるわけですから、SDHCカードを入れ替える必要はあるというものの合計容量的には60GBとHDD内蔵のHDR-SR11やHDC-HS100と変わらなくなっちゃいます。

その他、HDD搭載モデルはどうしても耐衝撃性が低くなりますし、重量もサイズも重くなってしまうわけで、将来的にハイビジョンデジタルカメラもコンパクト化が進んでいくことを考えると、大きいというだけで古く感じるようになる早さも早いわけです。

ということで、メディアの安さからHDD搭載モデルは却下となりました。

キヤノンのHF11は内蔵フラッシュメモリー+SDカードと記録メディア的には十分な上に、AVCHD規格上限の24Mbpsに対応した高精彩な録画が魅力的だったんですが、24Mbpsに対応したBDレコーダーが現状ないことで脱落です。その他、顔認識機能を搭載しないなどパナソニックやソニーに機能的にも追いついていないのも脱落要因の一つでした。

※おまけ
先日まで、みんぽすさんよりお借りしていた 日立のブルーレイカム DZ-BD10Hもブルーレイ/DVDドライブを搭載していてどこでもBD/DVDに焼けて便利なんですが、同時にブルーレイ HDD レコーダーも購入することにしてましたし、サイズもHDDのみと同程度だったので選択対象から外れます。

□最終選考
となると、パナソニックのHDC-SD100、ソニーのDCR-CX12が最終選考となるわけですが、
落選させたといえど、HDD搭載のHDC-HS100はHDD搭載で長時間撮影がやっぱり便利かもと、HDC-SD100とどうしようか迷っていました。

まず、ソニーはスマイルシャッター機能がかなり便利そうで最有力候補ではあったものの、メモリーカードがメモリースティックDuoであることとファインダーがないことでHDR-CX12が脱落しました。

メモリースティックはソニーしか使っておらず、メディアコストがどうしてもSDHCカードに比べて割高になってしまいます。また、大容量のメディアが出てきても、古いメディアを他の機器に使いまわすことができないのがネックです。SDHCカードであれば、我が家の場合デジカメのCASIO EXILIM Hi-ZOOM EX-V8が対応していますので、無駄にはなりません。

なんどもレビューで書いておりますが、幼児撮影では液晶を開いて撮影すると、液晶を見たがってしまい撮影自体がままならなくなることが多いのでファインダーが必須なんです。

ちなみに同じHDD搭載のHDR-SR11/HDR-SR12の落選に迷わなかったのはスマイルシャッター機能がないためです。

最後はパナソニックのHDC-HS100とHDC-SD100はHDD搭載かどうかが違うだけで、基本機能は全て同じ、3MOS搭載で色再現性が高く、暗所にも強い、さらに、顔認識機能を軸とした、"おまかせiA"搭載で初心者でも最適な撮影モードで撮影できるのが魅力的なわけですから、そのHDD搭載かどうかという部分をどう考えるかということが判断材料になります。

結局、HDC-HS100ではなく、HDC-SD100を選んだのは、前述のとおり、サイズが小さく、重量が軽いことが第一で、長時間撮影についてはSDHCカードの価格が安いということでクリアできると自分を納得させたということになります。

また、SDHCカードのみでコンパクトサイズでありながら、HDR-CX12と違ってファインダーがあることも好印象でした。

□購入後の印象
さて、HDC-SD100を購入してから、約1ヶ月が経過したわけで、普段のAYAちょの撮影他、イベント的にもHALの運動会及び、ラリージャパンなどいろいろ使ってまいりましたが、やっぱりHDC-SD100にしておいてよかったなと思います。

撮影設定に関しては"おまかせiA"に本当にお任せしておけばよいですし、HDC-HS100同様に顔認識機能も強力ですので、問題なし。

また、こちらで書いたように、手持ち撮影においてはHDDがないためにHDD搭載のHDC-HS100に比べて1cmもコンパクトで握りやすい上にカバンのなかでも場所をとらない上、重量も約2割の100gも軽いので長時間撮影していても手ぶれも疲れも持ち運びの負担も少ないです。

この辺は歩いての移動が多く、手持ち撮影が多かったラリージャパンでの撮影に効果を発揮しました。

撮影時間に関してですが、16GBのSDHCカードを追加で購入したので最高画質のHXでも2時間の撮影が可能で、バッテリーも大容量のVW-VBG260-Kを用意しているので問題ありません。ラリージャパン中の3日間、16GBのSDHCカードとVW-VBG260-Kだけで撮影が出来てしまいました。しかもギリギリではなく結構余裕があったのには驚きましたね。

16GBのSDHCカードを購入したことで、一回の撮影でメディアを交換する可能性も低くなり、三脚使用時にSDカードを交換できなくなるというデメリットもまあ何とかなります。

画質に関しては屋外の運動会ではそもそも問題はなかったですし、ラリージャパンでも、札幌ドームという屋内や屋外の夜での撮影でも明るくノイズ少なく撮影できていたのは3MOSのパワーのおかげだと思います。

11月下旬にはHALの音楽会がありますので、そのときも3MOSで暗所でも明るく撮影できるということと、最大12倍ズームが役に立ってくれることと思います。

音楽会に向けてハイビジョンビデオカメラをどうしようか迷っている方にはパナソニックのHDC-SD100は迷うことなくオススメできます。時点としてはHDC-HS100、メモリスティックとファインダーがないことが許せるならばHDR-CX12なんかも選択肢に入れてよいかと思います。

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