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2008年9月 4日 (木)

【WRC】出走順問題。

WRC 世界ラリー選手権2008 Vol.6 ドイツ/ニュージーランド

先日のラリーニュージーランドにて、故意にスピードを落としたS.ローブが現在の規則に物を申しているようです。

AUTOSPORT WEB:シトロエンのセバスチャン・ローブは、ニュージーランド・ラリー2日目の最終ステージで故意にスピードを落とすという苦渋の決断をした後、現在WRCで定められている出走順に関する規則を批判した。

現在のWRCの出走順規定では、初日はその時点でのドライバーズランキング順。2日目以降は前日のランキング順に出走します。

この出走順位ですが、未舗装路(グラベル)ラリーでは非常に重要なポイントなんですね。

未舗装路というのはいわゆる、土の路面でして、土の表面には風などによって運ばれたり削れたりした砂や石などのが転がっています。この砂や石などは車にとっては滑る要因でそのままではスピードが出ません。ただ、車が通過するとこれらが掃除されていき硬い土の路面が現れてきます。こうなると、タイヤはグリップするようになりスピードが出せるようになるのです。

したがって、第一出走となる車はスピードが出ず、それ以降出走順位が後になればなるほどスピードが出せるというわけなのです。

それで、Day2以降にスピードが出せるようにわざと順位を落とすというなんてことが発生します。

もっとも、前年まではリバースオーダーといって、2日目以降は、前日のランキングをひっくり返した順位にて出走することになっていたので、速いドライバーはより速く、遅いドライバーはより遅くなってしまうという状況でした。これは、2000年~2005年ごろのようにローブやグロンホルム、ペターに、M.マーチン、コリン・マクレーにサインツなど実力が拮抗していたころは、ガチンコ勝負となり非常にWRCが盛り上がるようになったわけです。

それが、今年はランキング順位どおりに出走するようになったんですが、これはもともとローブが強すぎてラリーが面白くなくなるのを危惧してもルール変更だったのです。ローブに対抗できていたM.グロンホルムの引退により事実上、ローブに対抗できうるドライバーが居なくなってしまったわけ(ペターは不調だし...)で、このままのルールではローブの優勝の確立がかなり高くなってしまうということだったわけです。

実際、このルール変更は効果を発揮していて、ローブとは若干実力差のある、M.ヒルボネンがなんとかローブとポイント争いが可能になっています。

この問題、実は以前にもありまして、故コリン・マクレーやらカルロス・サインツらが走っていた時代も現在と同じルールで、常にタイムコントロールの是非が問われていたんですよ。その為、リバースオーダー制が始まり、各ドライバーが全力で走るという状況が実現したのです。

なんというか、ラリーの面白さとスポーツとしての面白さはなかなか難しい問題ですよね。日本で行われているSUPER GT選手権のように、速い車にはウェイト(重り)を積むというのもいいんじゃないかなと思います。

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