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2008年3月16日 (日)

【みんぽす】D-snap(SV-SD950N)レビュー PC接続/試聴編

Panasonic SDオーディオプレイヤー シルバー SV-SD950N-S

すっかり遅くなってしまいましたが、みんぽすから無償でお借りしていました(既に返却済み)、D-snap/D-dockセットのレビューをお送りしたいと思います。

今回は、前回のD-snap(SV-SD950N)レビュー 開梱・外観編に続き、D-snapレビューの第2弾、PC接続/試聴編です。

D-snap(SV-SD950N)レビュー

□パソコンにSD-Jukeboxをインストール

D-dockもお借りしているので、D-snapへのデータ転送はD-dockからしてもよいのですが、それは次回のレビューに回すとして、まずはD-snapのみを購入したと想定して、PCとの接続について書きたいと思います。

D-snapとPCを連携させる為には付属のCD-ROMより、SD-Jukeboxをインストールする必要があります。

このSD-Jukeboxですが、以前、私の携帯Vodafone/SoftBank 905SHに音楽を転送したときに使用した無料のMOOCS PLAYERとほぼ同じものですね。インターフェイスは若干違うものの行えることはほぼ一緒のようです。

以前、こちらでご紹介したようにMOOCSのサービス2008年3月をもって終了し、無料のMOOCS PLAYERの配布は既に終了しています。したがって、SDオーディオを管理できるツールは、D-snapを購入したときに付属するSD-jukeboxか、ダウンロード販売を利用する他なくなりました。

SV-SD950N-Sに付属するCD-ROMに入っているSD-Jukeboxのバージョンは6.8LEでダウンロード販売されているものよりも新しいバージョンとなっています。(2008年3月14日現在)

ダウンロード | SD-Jukebox | ソフトウェア | パナソニックのお客様サポート | Panasonic

SD-JukeBoxのインストールは簡単で、CD-ROMをPCに入れて、画面の指示に従うだけで簡単に行えます。パソコンにソフトをインストールしたことがある人ならばなんら問題ないと思います。

□SD-JukeBoxの起動
デスクトップにあるSD-Jukeboxのアイコンをダブルクリックして起動します。

Sdjukebox_v601start
起動すると表示モードを選択する画面が現れます。「通常モード」「カンタンモード」があるようですが、どちらのモードでも上部メニューからクリックしてもいつでもお互いのモードを切り替えられますので、深く考えなくてよいかと思います。
Sdjukebox_v602normal

通常モードの画面です。MOOCS PLAYERの画面構成に近いですね。

Sdjukebox_v603easy

カンタンモードの画面です。D-dockのインターフェイスに似た感じになっています。通常使用するならば、こちらで十分だと思います。

□ファイルのインポート
D-dockの時と同じようにiTunesで管理していた音楽ファイル(MP3:192kbps)をSD-jukeboxに取り込みます。
SD-Jukeboxの画面の「ファイルインポート」をクリックします。

Sdjukebox_v611import
私はiTunesの保存フォルダをF:\iTunesに変更していますので「F:\iTunes\iTunes Music」を指定しました。

この画面にある「ミュージックソムリエ」というのはD-dockの印象選曲と似た機能で、曲を解析して、「ウキウキ系」とか「癒し系」とか印象ごとにプレイリストを自動作成する機能です。これにチェックを入れておけば、登録時に印象を解析してくれます。チェックしておいた方がいいと思います。

「サブフォルダも検索する」指定したフォルダの下にさらにフォルダがあるような今回のような場合には必ずチェックしないと全部の曲を取り込めませんのでチェックを入れておきます。

「インポート」をクリックします。

ファイルをコピーしているわけではないのですが、取り込みには結構時間がかかります。リスト化やミュージックソムリエの解析に時間がかかるのでしょうかね?

インポートが終了したら、あとはD-dockと基本的に同じですね。D-snapの底面に付属のUSB接続ケーブルを差込、PCのUSB接続端子と繋ぎます。通常のリムーバブルディスクとして認識されますので特にドライバなどは必要がないようです。ちなみに、D-snapは単純にSDオーディオの著作権保護機能に対応したカードリーダという形になり、以前、MOOCS PLAYERで携帯(905SHや705SH)をUSBケーブルでPCに繋いだときと全く同じになります。

iPodとiTunesの場合は、iPod単位で識別がなされていますが、SD-jukeboxの場合は、USB接続しているD-snapや携帯が識別されているわけではなく、挿入しているSDカード単位で識別されてます。

たとえば、905SHにUSBケーブルを繋いでカードリーダーモードで直接PCに接続しても、905SHに入れているminiSDカードをカードアダプターを付けてSDカードサイズにしてD-snapに入れてPCに接続しても、全く同じなんです。保存される曲に関しても、SDオーディオに準拠した機器ならば、機種を問わず使えますので、D-snapでも、携帯でもD-dockでも同じSDカードを使いまわせます。これは面白いですよねぇ。

□リメイクSD pro
D-dockにもSD-jukeboxにもリメイクSD proというのが有りますが、基本的には同じですねマイリストやミュージックソムリエが作成するリストから、指定したリストを指定した時間の範囲でSDカードに転送する機能になります。D-dockのリメイクSD proに比べるとSD-Jukeboxの方が複数リストから選択して登録できるなど汎用性は高くなっています。

ただ、これは便利ではあるのですが、SDカード一枚に対して一つしか登録できないのが残念です。自分のライブラリーよりも圧倒的に少ない容量のSDカードを使う場合には有効だとは思いますが、SDカードが高容量化しているので、複数のリストにも対応してくれると便利だと思います。

また、時間でしか転送容量を制限することが出来ないのも残念です。D-snapでは音楽用とでしか利用できませんが、携帯で利用するとなると、音楽データ以外も一つのSDカードに保存されることになり、容量の分配が難しくなってきます。ですので、SDカード残量の何%の範囲で転送するなどの設定ができればいいなと思います。

複数リスト対応と容量での制限が実現できればかなり使い勝手がアップすると思います。

もっとも最近では、SDカードも16GBや32GBという高容量のものがでてきてますので、持っているデータ全部を一枚のSDカードに入れてしまうことも可能になってきているわけでリメイクSD proの仕様自体を見直した方がよい時期にきているように思います。

□音質
ということで、PCからD-snapへデータを転送して、ようやくD-snapで音楽が聴けるようになったわけですが、付属のイヤホンは、インナーイヤー式の一般的なスタイルで密閉型となりますが、くぐもった感はなく、非常に素直な音に思いました。かといって、MDR-EX90SL+iPod miniとの組み合わせで感じたようなハッとするような音のよさは感じられませんでした。

ただ、1ヶ月という短い期間での試聴ですのでイヤホンのエイジングが進めば音質は向上するかもしれません。

□ノイズキャンセリング
付属のイヤホンを使えば、ノイズキャンセリング機能を使えます。これは、イヤホンについているマイクで拾った外部の音と逆位相の音を流すことで、外部のノイズを打ち消してノイズを低減させる機能ですね。

本体の「nc」ボタンを押せば、ノイズキャンセリング機能がオンになり、もう一度押すと、モニターモードとなり、再生音を下げ、周囲の音が聞こえやすくしてくれます。さらにもう一度押すとノイズキャンセル機能がオフになります。

で、肝心のノイズキャンセルの効果ですが…。電車の中でオンオフ切り換えてみても、あんまり効果を実感できませんでした。

騒音は消えるのか? ウォークマン vs. D-snap Audioでノイズキャンセリング勝負! - 日経トレンディネット

まずは駅の雑踏でテスト。場所は上野駅 公園口の改札近くだ。SV-SD800Nのノイズキャンセリング機能をオンにしたところ、場内アナウンスや通りすぎる人の会話など、エコーのように響いている部分がすっかり聞こえなくなった。効果は抜群だ。ただし、発車ベルやアナウンスの内容自体は全くと言っていいほど消えていない。SV-SD800Nは「ある一定の周波数に対してノイズキャンセル機能を働かせる」ようだ。

ちょっと、調べてみたところ、機種は違えど、D-snapはどうやら全体的にノイズキャンセル機能を働かせるのではなく、特定の周波数のみに作用するように設定されている様子です。

記事にあるように、駅の雑踏ではアナウンスなどの音声がちゃんと聞こえるD-snapタイプが、電車の中ではノイズ
全体を下げるウォークマンタイプが望ましいと思います。そとの音を聴けるモニターモードがせっかく用意されているのですから、全域でノイズを低減させるモードもあるといいと感じました。

□MDR-EX90SL
ノイズキャンセリングと携帯連携をあきらめれば、市販のイヤホンを使用することができますので、自己所有のソニー製MDR-EX90SLをD-snapに繋いで聴いてみました。

さすが、モニターシリーズの効果は抜群ですね。付属のイヤホンでは得られなかった低域から高域まで解像感のある音に変わりました。

もちろん、全体的なコストの問題もあるので、高級イヤホンを同梱することもできないでしょうし、ユーザーの好みもあるでしょうから、ノイズキャンセリング機能+携帯連携機能+市販イヤホンができるようなオプションを別途用意しても便利だと思います。

□次回
以上でD-snapレビュー PC連携編を終わりたいと思います。
まあ、D-snapレビューというよりかはSD-JukuBoxレビューという感じになってしまいましたが、まあ、D-sanpがそういう仕様なんで仕方がないですよね。

次回以降の予定ですが、PCからD-snapへのデータ転送や、D-snap操作レビュー、携帯電話(Vodafone/SoftBank 905SH)との連携なども取り上げて行きたいと思います。ご期待ください。

なお、ご質問や不明な点がございましたら、私の分かる範囲でお答えしたいと思いますのでコメント欄に書き込んでくださいね。

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