【みんぽす】D-dockレビュー 設置/iPod編
まず、レビューを始める前にD-snapとD-dockについて調べてみましたが、これ何気に凄いですねコレ、まさになんでもありのオールインワンオーディオシステムです。 みんぽすからお借りする前はそれほど興味が無かったんですが、いざ商品が届いてみてレビューしないとと思ってしらべてみてその機能の豊富さに正直驚いています。
80GB HDD搭載SDステレオシステム「D-dock」SC-SX950を発売 | プレスリリース | ニュース | 松下電器産業株式会社本製品は、CD・ラジオ・外部入力・Bluetooth対応の携帯電話などの楽曲を、内蔵のハードディスクにためて高音質で楽しんだり、ハードディスクからSDカードに高速転送して持ち出すことができます。同時発売のデジタルオーディオプレーヤー D-snapとドッキングすれば、HDDにためた新曲をワンボタンで自動転送できると共に、選曲・再生が楽しめ、充電もできます。さらにiPodもドッキングして再生・充電が可能です。また、オーディオ送受信に対応したBluetoothを搭載することで携帯電話や、D-snapの楽曲をワイヤレスで聴くことができるなど、多彩な音楽をいろいろなシチュエーションで楽しめます。
80GBのHDDを搭載していて、D-snapとiPodをドック接続可能で、D-snapや携帯電話とのBluetoothでのワイヤレス接続も可能です。SDカードを直接刺すこともできます。さらに、LAN接続も可能なので、PCに貯めたライブラリーも取り込めますし、インターネット接続により最新のデータベースを得ることが可能なのです。
高音質SDオーディオプレーヤー「D-snap」を発売 | プレスリリース | ニュース | 松下電器産業株式会社本製品は、「騒音キラー&高音質」が好評のSDオーディオプレーヤー SV-SD850Nの上位モデルでオーディオ送受信に対応したBluetooth®※1を搭載することにより、D-dock※2、携帯電話※3、車(カーナビ)※5とワイヤレスで音楽が楽しめます。D-dock※2の音楽をD-snapで受信、周囲を気にせず聴くことができます。反対にD-snapからD-dock※2へ送信しても楽しめ、離れた場所からD-dock※2を操作、再生することが可能です。Bluetooth®対応携帯電話※3からは、ワンセグ音声や着うた※4などの音楽をワイヤレス受信し、高音質サウンドを楽しむことが可能です。車(カーナビ)※5ではケーブル接続の手間なくD-snapからワイヤレス送信、再生ができます。
D-snapのSV-SD950Nに関してもBluetoothを搭載していることで多彩な接続方法が可能になっています。また、ノイズキャンセル機能もあるので外がうるさい場合でも音楽が聞きやすくなっているようです。
メーカーサイト
SV-SD950N | デジタルオーディオ D-snap(ディー・スナップ)
SC-SX950 | SDステレオシステム D-dock(ディー・ドック)
D-dock(SC-SX950)レビュー
□D-dock設置
それではD-dockの設置について、まず箱ですが、本体とスピーカーの2箱にわかれています。それぞれを箱からだし、台の上に並べて設置してみました。
横幅は約50cm程度ですね。奥行きに関しては、本体が30cmを超えるぐらいで、スピーカーが20cm弱です。本体の裏側は2段になっていて、下部5cm程度が5cmほど飛び出しています。端子類は上部にあるので、下部をびっちり壁にくっつけてもコード類が折れ曲がるようなことがないですね。説明書によると、スピーカーは左右同じもので本体とは1cm以上あけるようにと書いてありました。また、スピーカーの音質向上の為にという項目があり、その中に壁から5cm以上はなすというのがありましたが、本体と面をそろえればおのずと10cm程度壁から離れるので問題は無いでしょう。本体もスピーカーもそれほど重いわけではないので設置自体は簡単にできると思います。
スピーカーと本体は簡単なコネクターで接続するようになっていて、確実に接続が可能です。当然のことながら、一般のスピーカーを接続することは不可能です。音質を追求したい人のために、アンプや他スピーカーとの接続を可能にするアダプターのようなものがあっても便利だろうなと感じました。
あとは、AMラジオ用のアンテナとFMラジオ用のアンテナコードを取り付ければ設置は終了です。FMアンテナに関しては、テレビのアンテナ(同軸ケーブル)も接続可能で、こちらを利用すればより安定した受信が可能になります。
あとはコンセントを差し込めば終了です。
□D-dockの起動と終了
D-dock自体はHDDやLAN端子を備えインターネットにも接続できることから中身はパソコンに近いはずです。となると気になるのは起動や終了にかかる時間ですが、コンセントに差し込んでから電源on~起動終了までを動画にしてみましたのでご覧ください。
D-Dockの起動
コンセントを入れると、オレンジ色のランプが点灯し、HDDが回り始める音であろう、キュイィィィィンという音がします。その後、電源ボタンを押すと、起動プロセスがスタートします。さすがに一瞬で使えるようになるというわけには行きませんが、1分はかかってません。中身がパソコンに近いシステムのわりには比較的早い時間で起動できているのではないでしょうか?
※2008/2/19追記
電源管理メニューで「通常モード」(工場出荷時設定)になっている場合は2回目以降の起動は早くなります。
こちらも動画を撮影してますのでその様子をご覧ください。
D-Dockの電源ON(標準モード)
D-Dockの終了
次に終了ですが、こちらは結構すぐに終了できますね。待たされるという印象はないです。
※2008/2/19追記
しばらく使用しないなど電源コードを抜く際は、電源ランプがオレンジ色の時にコンセントを抜く必要があるようです。電源を落としていても電源ランプが点滅しているときは、D-dockが処理中ですのでコンセントを抜いてはいけません。
※ちなみにこの動画はCASIO EXILIM Hi-Zoom EX-V8のYouTubeモードで撮影してみました。PCにアップローダーをインストールして、YouTubeにアカウントさえ作っておけば簡単にアップロードできるので便利ですね。ただ、PC内に保存してしまったデータは一旦カードに保存しなおさないといけないのが面倒です(まあ、そのときは直接ブラウザでアップロードすればよいのですけど)
□D-snapポート、Option(iPod) port
本体上面には手前からSDカードスロット、D-snap用 port、Option portがあります。それぞれに蓋がついていて埃が入りにくくなっているのは好印象ですね。
蓋を開けるとこんな感じです。
これに、D-snap portにはD-snapに同梱されているアダプターと、Option portにはiPod用のアダプター、SH-PD9を差込ます。iPod用のアダプターはユニバーサルドックになるので、各iPod用のアダプターをはめることが出来ます。D-snap portはアダプターを取り付けても蓋を閉めることが可能ですが、Option portはアダプターが外側にはみ出してしまうので蓋は閉めれなくなります。D-snap port同様に蓋が閉めれるようになっていると、未使用時に埃などが入らなくてよいのにと思います。
D-snap(SV-SD950N)とiPod touchを差し込んでみました。iPod touchはシリコンケースを取り付けていてアダプターがあると接続できませんが、無くてもそれほど不安定になりませんし、iPod miniもあるのでユニバーサルドックにはアダプターを取り付けなくてもよいかな?という感じです。
あえて、iPod portではなくOption portとしてあるので、ひょっとしたら、iPod以外のオーディオプレーヤーとの接続も可能になるのかもしれませんね。ライバルのソニーや東芝のポータブルオーディオプレーヤーなどにも対応したら面白いのになと思ったりしますが、ライセンスの問題を解決しないといけないでしょうしライバル会社が仕様を提供するなんてことも考えにくいですから、現実的には難しいのかもしれません。逆にAppleは他社にまで対応製品を出させるなど、うまくやっているなぁという印象ですね。
□時計
このD-dockですが、時計機能はあまり重要視されてないようで、画面上に時計が表示されません。説明書でも、「留守録/おめざめタイマーを使う場合は...」とわざわざ限定的に書いてあるところからも時計機能がこの2つの為だけに存在していることを示しています。
もちろん、重要視されていない時計機能なので、FM電波をつかった自動時刻調整機能なんてあるわけもなく手動設定です。
まあ、家の中には時計なんて一杯あるんでコンポで時間を表示しなくてもそんな困ることは無いかもしれませんが、コンポを操作中はコンポを見ているわけですし、留守録やおめざめタイマーには時計があっていることを確認したいわけで、画面の端にでも時間がでていて欲しいなというのが正直なところです。
※2008/2/19追記
停電やコンセントを抜いた際には内蔵時計も止まるようなので、再度設定が必要になります。
最近は停電などしにくくなったとはいえ、家電製品が増えて、ブレーカーを落としてしまうことはあったりしますし、やっぱり自動時刻調整機能は欲しいところですよね。停電したので目覚まし機能が働かず遅刻なんて絶対避けたいところです。
□iPodの音楽を聴く
D-dock SC-SX950とApple社製iPodとの、Option port接続での動作確認状況
D-dock SC-SX950とApple社製iPodとの、Option port接続での動作確認状況2
各iPodとの動作確認情報ですが、上記リンク先にあるようにiPod miniは問題なしでしたが、iPod touchは調査中となっています。しかしながら、iPod touchでもなんら問題なく利用できました。
Optionの再生ボタンを押すとiPodには上記のような表示になり、iPod側から操作はできなくなり、D-dock側で全ての操作を行います。iPod touchに関してはミュージックしかコントロールできないようです。
□操作性
iPodのコントロールは本体でもリモコンでも可能です。ただ、iPodの使い慣れたクリックホイールに比べると、一気にメニューをスクロールできない、十字キーでの選曲はじれったいですね。
また、自分はiPodでよくシャッフル再生をするのですけれど、シャッフルという項目はなく、再生モードで「リピート再生」を選択し設定しないといけません。要は従来のコンポと変わらないということですね。iPodのように独立してメニューがないので、さっと設定して楽にBGMのように流し聞きをするというのが難しいです。トップメニュー部分にiPodメニューと同様に「曲をシャッフル」みたいなメニューがあると便利だろうなと思います。
D-dockらしさを感じるのは、iPodの曲をHDDに取り込むことが可能な点です。もちろん、プレイリスト単位で取り込めます。取り込みは簡単で再生したいプレイリストを選択して「HDD録音」ボタンを押せばOKです。
ただ、逆にiPodへD-dockから録音は不可能で、PCなしでiPodを使うことはできません、まあ、iPod自体iTunesを使うことを前提とした仕組みになってますからiPodの仕様が変わらない限り仕方がないでしょう。
□音質
さて、D-dockの音質ですが、イコライザー機能は全てOFFにして聞いてみました。
感想としては、非常に軽く硬い音だなあという印象です。むしろ先日購入した、Logicool MM50 Portable Speakers for ipodの方が音質的にはしっとりしていて私には良い気がします。
Enyaやスティービィーワンダー、マライアキャリーや、ドリームズ・カム・トゥルーなど声量のある人の曲を聴くには物足りないでしょうね。
ひょっとして圧縮音源だからか?と思い、CDを入れて聴いてみましたが印象は変わらず...。
多分、このコンポを買う世代が中高生~20代前半ぐらいだと思うので私が聴く曲がこのコンポにあっていないのだと思います。多分、浜崎あゆみとかavex系の軽い曲ならばこのコンポにぴったりなんではないでしょうか?
音質的にはラジカセ+αという程度に認識しておけばよいかと思います。これだけの機能を有していながら、価格が5万円程度ということから、本体機能の充実にコストをかけていて、音質部分にはコストをかけていない、かけれていないという印象がします。
□次回
以上でD-dockレビュー 設置/iPod編を終わりたいと思います。
次回以降の予定ですが、PCからD-dockへのデータ転送や、D-snap本体レビュー、携帯電話(Vodafone/SoftBank 905SH)との連携なども取り上げて行きたいと思います。ご期待ください。
なお、ご質問や不明な点がございましたら、私の分かる範囲でお答えしたいと思いますのでコメント欄に書き込んでくださいね。本体が手元にあるうちならばより詳しい回答ができると思います。
関連ページ
【みんぽす】[パナソニック] D-dock SC-SX950
D-dockレビュー 設置/iPod編
D-dock - Google 検索
□余談
音質を重視したHDD搭載コンポが欲しいならばONKYO CD/HDDチューナーアンプ BR-NX10(S)などがいいかもしれませんね。ポータブルオーディオと接続するためのUSB端子やLANも装備しています。こちらは本体部分のみで6万円で推奨対応スピーカーが1万2千円の合計7万2千円のシステムとなります(他スピーカーも対応可能)
ONKYOだとiPodとの連携も可能で「オンキヨー iPod専用RI Dock DS-A1X(W)」を使えば、iPodもコンポからコントロールできるようになり、Bluetooth以外はD-dockと同じ環境となるのではないでしょうか?
ただ、こちらはD-snapとは繋がりませんね、フォーマットがATRACなのでソニーのウォークマンや一部MP3プレーヤーと接続が可能なようです。
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