【デジカメ】満月の撮り方：CASIO EXILIM ZOOM EX-Z40

CASIO EXILIM EX-Z40 F4.8 1/400秒　ISO50

この前の皆既月食時もそうですが、満月って撮影するのは難しいです。満月が絶対に白飛びしちゃいます。 でも上手くデジタルカメラを使ってやれば上の画像ように満月の陰影まで捉えられるんです。

これは、周囲が暗いのに満月だけがやたら明るいから起きる現象ですね。

というのも、カメラは周囲が暗いと、感度を上げて、明るく撮ろうとします。それでも足りなければシャッタースピードを遅くして光を取り入れる時間を少しでも長くしようとします。 ところが満月は周りの空に比べて明るすぎるのでそういう設定になってしまうと光があふれてしまって、下のような画像になってしまうんです。夜だからって夜景モードなんて設定しようものなら余計にひどくなっちゃいます。

カメラ任せの設定：F4.8　1/8秒　ISO200

一眼レフのカメラなら、マニュアルで露出や絞りなどでシャッタースピードを調整して明るさを調整できるので何とでもなるんでしょうけど、携帯カメラやコンパクトデジタルカメラだとそうもいかないです。

携帯では、露出補正（明るさ調整）機能がついていますが、満月ほど明るいところと暗いところの差が激しいと明るさをいくら下げても対応できません。

殆どのコンパクトデジカメでは、ISO感度を下げて露出補正も下げれますがこれでも対応できません。
んじゃどうするか。シャッタースピードを早くして露出時間を短くするほかありません。
しかし、コンパクトデジカメでシャッタースピードまでコントロールできるものは少ないんじゃないかなと思います。

もちろん、私のカシオ　EXILIM ZOOM EX-Z40もコントロールできません。

でも対処策があります。カメラをだましてあげればよいのです。

やり方
1.ピントを無限大にする
2.ズームを最大にする
3.カメラを電灯など明るいものに向けて、半シャッター状態にする
4.満月に向けてシャッターを切る。

これで、光学3倍ズームでも、月の陰影が確認できるほどの写真が撮れます。

直接月に向けて撮影すると1/8程度のシャッタースピードなんですが、電灯や電気スタンドに向ければ、ISOは自動で50程度にまで下がり、1/400秒とかのシャッタースピードになります。デジカメに詳細情報を表示する機能があれば表示してみればよいと思います。 多分ISO50でシャッタースピードが1/250～1/400秒ぐらいでちょうど良い感じになると思います。コレぐらいのシャッタースピードがあれば手ブレもしませんので三脚も使わないでも大丈夫です。

ただ、この技は半シャッターで撮影設定が固定されるデジタルカメラでないと使えません。

皆さんも試してみてください。

EXILIM Hi-ZOOM EX-V8とか購入したら是非試してみたいですね。画面いっぱいの月とか撮れたりするかな？

※追記
一眼デジカメでなくても、ハイエンドコンパクトデジカメであれば満月をクレーターまできっちりと撮影できると思います。EX-V8ではマニュアルモードで十分撮影可能でした。

※追記（2009年9月8日）
CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-FC100で満月を撮る
CASIO EXILIM Hi-ZOOM EX-H10で満月を撮る
※追記（2011年12月11日）
コンパクトデジカメで満月から皆既月食を撮影する方法2011：DSC-TX5

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海外ドラマが好き♪ お月さん 綺麗に取れたよん。
相棒＆DigiMono　Fun　INSIDE ケータイで月を綺麗に撮りたい
↓無事、ケータイで月の陰影まで捉えることができたようです。
相棒＆DigiMono　Fun　INSIDE 携帯カメラで月クレーターを撮った！