【WRC】Rd.10 ADAC Rallye Deutschland
フィンランドから2週間のインターバルを経てWRC、第10戦ラリードイツがまもなく開催されます。第一戦のモンテカルロ以来のターマック(舗装路)ラリーですが、モンテカルロはアイスやスノーなど少々特殊なラリーですので、本格的なターマックとしては今季初となります。
ここドイツではターマックを得意とするシトロエンのS.ローブがWRCに昇格する前から連勝中で圧倒的な強さを誇ります。もちろん2007年も優勝候補筆頭であることは誰も疑わないでしょう。
不安材料としてはC4の調子ぐらいですが、まあ大丈夫じゃないかと思います。2ndドライバーのD.ソルドもターマックを得意としていますし、OMVシトロエンでの参戦が決まったF.デュバルはかつてローブに匹敵するスピードを見せていましたので古いクサラとは言え、楽しみでもあります。
もちろん、フォードのフォーカスもターマックを苦手としている車ではないのでM.グロンホルムやM.ヒルボネンがポディウム圏内を狙ってくるのは間違いないでしょう。
不調のスバルはBFグッドリッチを履いてのターマックとなります。いままではターマックを不得意としていたピレリタイヤだったので、インプレッサの戦闘力自体がベールに包まれたままなのですが、P.ソルベルグはあまり良い成績を残しておらず2004年には大クラッシュをするなど不安材料だらけ。確実に堅実に走行して6位以内を目指すって感じでしょうか。
ドライバーの順位に影響するとすれば、ドイツの天候かもしれません。この時期のドイツは天候が不安定だそうです。ウェザークルー(チームに帯同する天気予報士みたいなもの)の力の見せ所です。
併催されるJRCでは、ポイントランキングトップのスズキP-Gアンダーソンが1ヶ月の免停を食らうという間抜けな失態で、出場できません。ジェームス・ウォゼンクロフトがアンダーソンの代役として出走します。
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