【SONY】ウォークマンNW-S700F/S600

前回の防滴仕様のスポーツウォークマンに続き、今度は音質重視のウォークマンが発表されました。

周囲の騒音を低減しクリアな音質を追求高音質技術「クリアオーディオテクノロジー」を採用した“ウォークマン(R)NW-S700F/S600シリーズ”発売

ソニーは、オーディオ機器の本質的価値である“いい音で音楽を楽しむ”ことを追求し、クリアな高音質を実現した“ウォークマン NW-S700F/S600シリーズ”を発売します。

注目は、4GBモデルがようやく登場したことと、ノイズキャンセリング機能をイヤホン本体（NW-S700Fシリーズ
）に埋め込んだことでしょうか。

あ、画面がカラー有機ELになって、ジャケット写真などがアイコン的に表示されるようですが、iPod nanoほど画面サイズが大きくないので微妙な感じかもしれません。

既に競合するiPod nanoは8GBモデルが登場してますので、4GBモデルはちょっと出遅れ感がありますが、まあ、ようやく同じ土俵にならんだかなぁという気がします。

NW-S706FとiPod nano 4Gと比較してみますと

・本体の小ささ
NW-S706F：高さ88.1×幅27.4×厚み17.0mm
iPod nano 4GB：高さ90.0×幅40.0×厚み6.5mm

高さはほぼ同じなので厚みをとるか薄さを取るかですね。
体積的にはNW-S706Fが41cm^3でiPod nanoが23.4cm^3なのでiPod nanoの方が半分ぐらいって感じです。その差が充電池の容量＆再生時間の差になっているのかなぁという気がします。

・本体の軽さ
NW-S706F：約47g
iPod nano 4GB：約40g

重さもこのレベルだと差異はあんまり感じられないと思います。密度的にはNW-S706Fが1.15g/cm^3でiPod nanoが1.71g/cm^3なので、iPod nanoの方が凝縮されているのが良くわかります。

・急速充電
NW-S706F：3分で3時間再生
iPod nano 4GB：1.5時間で19.2時間再生（完全充電の80％）、3分に換算すると0.64時間（※参考）
・完全充電
NW-S706F：2時間で50時間再生、ノイズキャンセリング時でも47時間
iPod nano 4GB：3時間で24時間再生

さすがソニーです。ノートPCの充電池のように発火しないことを願いたいところ。

・FMチューナー内蔵
NW-S706F：あり
iPod nano 4GB：なし、

iPod nanoでどうしてもラジオが聞きたければ、別売りのApple Radio Remoteで可能ですね。

・ノイズキャンセリング機能
NW-S706F：あり
iPod nano 4GB：なし

まあ、ノイズキャンセリング機能は、移動中は逆に危険なので注意が必要ですね。

・ダイレクトレコーディング機能
NW-S706F：別売りのコードでコンポなどから直接録音可能です。
iPod nano 4GB：なし

iPod nanoにもなんか3rdメーカーオプションを使えば可能な気がします(笑)

・対応フォーマット
NW-S706F：MP3 /WMA※/AAC※/ATRAC/ATRAC Advanced Lossless/リニアPCM
※著作権保護ファイルには未対応
iPod nano 4GB：AAC/MP3/Audible（フォーマット 2、3、4）/Apple Lossless/WAV/AIFF

既にWMAやAACの著作権保護ファイルを所有しているとややこしいですね。
自分はAppleの無料でダウンロードできた3曲以外に著作権保護ファイルはないのであんまり関係がないかな。

こんな感じでしょうか、同じ容量であれば、性能自体はウォークマンの方が勝っているような感じです。
ただ、一発逆転！って感じの目玉になるような機能がないのがアレですねぇ。
ソニーにはそういった商品を開発できる力があると思うのですけれど。

次はHDD内蔵タイプのウォークマンがどうなるのかが注目ですかね。
32GBのフラッシュメモリー搭載して登場したら話題にはなるかもしれません(笑)