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2006年10月30日 (月)

【ラリーオーストラリア】ヒルボネン初優勝!

WRC(世界ラリー選手権)第14戦ラリーオーストラリアが終了しました。優勝は、フォードのM.ヒルボネン、初優勝です。M.グロンホルムが5位に終わりましたので、欠場中のクロノス・トタル・シトロエンのS.ローブのドライバーズチャンピオンが決定いたしました。

ヒルボネンは、スバルに在籍していた当時は泣かず飛ばずのドライバーでしたが、スバルを出てから、浪人時代にフォードで上げた成績が認められ、フォードの2ndドライバーに大抜擢。今シーズンは、ローブ、マーカス、ペターの次に速いドライバーとして成長し、ついにその才能が開花したようです。一つの優勝が人間を大きく育てることになりますから、今後もフォードは手ごわいです。

2位はスバルのP.ソルベルグ。LEG1のSS9で前走者の上げた埃の影響で40秒ものタイムロスをしてしまったのとSS23で岩にヒットしてコースオフを喫した以外は今ラリーを通して安定した走りを展開しました。トルコ、オーストラリアとグラベル2戦でしっかりとスピードを取り戻してきたことは、明るい材料です。残りはニュージーランド&グレートブリテンのみですが、両方とももともとはスバル&ピレリの得意とするラリーですから、期待したいところです。岩にヒットしてもダメージが少なかったことで運も戻ってきたと信じたいですね。

3位はOMVプジョーのM.ストール。今季はM2クラスでの参戦ですが、全16戦に出場するドライバーですね。306はなかなか戦闘力が無いといわれていましたが、なかなかどうして、きっちりと結果をだしてきてることに熟成が足りなかっただけと感じます。もう一度M1クラスでの参戦復帰を期待したいですね。

4位はクロノス・トタル・シトロエンのX.ポンス。トルコ同様に、しっかりとローブの抜けた穴を生め結果を残したように思います。2ndのD.ソルドはまたもやリタイアしたため、ローブが復活した後はX.ポンスが再び2ndの座に戻るかもしれませんね。

5位はフォードのM.グロンホルム。LEG1、SS3でいきなりの転倒で10分のロスが最後まで響いた結果となりました。幸いマシンへのダメージは少なかったようで、転倒後は、トップ3のタイムをコンスタントにたたき出し、最終的に5位まで上がってきました。しかしながら、3位以上の結果を残すことができず、ドライバーズチャンピオンの座はローブに譲ることになりました。

6位~9位までは、PCWRC勢。WRカー勢のリタイアが相次いだため、この位置にPCWRC勢が来ています。
10位には、スバルのC.アトキンソン。LEG1で抜群のスピードを見せ、トップを快走していただけに、

PCWRCも、WRCに負けず劣らず、波乱の展開でした。LEG2では新井敏弘が首位に立つものの、サスペンショントラブルから転倒しリタイア。その後、首位に立ったドライバーも次々とトラブルに巻き込まれ、最終的に優勝したのは、ラトバラでした。彼もまた初優勝ということで今後の活躍に期待したいですね。PCWRCのチャンピオン争いを繰り広げている奴田原さんはLEG3でリタイアしたもののスーパーラリー規定に基づき完走扱いで7位。このラリーに出場していない、ラリーリーダーのアルアティアとのポイントさを2つ縮め、6ポイント差で最終戦に望みますが、実力を考えるとアルアティアが有利でしょうか。

そして、PCWRCでは、ラリー後にタンゴチームが失格となる事態が発生しました。FIAの裁定では、エンジンの出力規制の為に装着が義務付けられているリストリクターの取り付けに問題があり、エンジン吸気のすべてが底を通ってないとの判断が出たようです。この結果、マルコス・リガト、セバスチャン・ベルトラン、ガブリエル・ポッゾの3台の2006年シーズンの結果はすべて剥奪されることになりました。

これ、どこかであったような違反だと思いませんか?
そう、1995年にトヨタがセリカで犯した違反と同じなんです。当時、不調を極めていたトヨタは、少しでもエンジンパワーを得る為に、リストリクター部に細工をし、走行中にリストリクターがずれ、隙間から空気を吸い込むようにしてあったんです。これにより、エンジンに吸い込まれる空気量が増し、エンジンパワーが上がっていたのです。

この細工は非常に精巧で、効果を狙ってわざと加工しないとできないものだったため、1995年シーズンの全ポイント剥奪+次の年の出場停止というかつて無いペナルティが下されたのです。その後、トヨタはカローラにて復活するものの、WRCを撤退しF1に出場することになりますが、この事件さえなければ、いまだにWRCで出場していたのではないかと思いますので非常に残念な出来事ではあります。

タンゴチームの違反が故意的でないことを祈るばかりです。

WRC総合順位
1位M.ヒルボネン(F)
3:15'11.8
2位P.ソルベルグ(S)
+37.1
3位M.ストール(P)
+3'58.6
4位X.ポンス(C)
+4'45.4
5位M.グロンホルム(F)
+12'23.8
6位J.ラトバラ(S)
+17'09.2
7位M.バルダッチ(M)
+17'42.9
8位D.ヘリッジ(S)
+18'22.0
9位C.アトキンソン(S)
+27'05.5
10位A.ティスコネン
+27'19.3

PCWRC総合順位
1位J.ラトバラ(S)
3:32'21.0
2位M.バルダッチ(M)
+33.7
3位D.ヘリッジ(S)
+1'12.8
5位S.ウスペンスキー(S)
+14'39.5
6位S.マリーニ(M)
+18'57.5
7位奴田原文雄(S)
+27'51.6




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