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2006年9月22日 (金)

【WRC、スバル】VマウントやめたインプレッサWRC

もがき苦しんでるスバルが、低迷のきっかけになったラジエターとインタークーラーのVマウントをついにやめたようです。

AUTOSPORT WEB

WRCラリージャパンではトラブル続きで苦しい戦いを強いられたスバル。約2週間のインターバルを経てスタートした第12戦キプロスでは、「インプレッサWRC2006」に大胆なメカニズム面での変更を施してきた。それは、これまでの数年間の技術的チャレンジを否定

AUTOSPORTによると、ラリージャパンからキプロスまでのたった2週間の間で、ラジエターのマウント方式を今までの斜め配置から、垂直配置に変更したようです。

このV字マウントは、インプレッサWRC2004から採用されましたが、そこからトラブルの連続。
インタークーラーとあわせて、ワニが口をあけたような形状となることで、前面からの吸気を最大限に利用しようとした配置だったのです。

しかしながら、空気だけが吸気されればよかったのですけれど、ラリーたるもの、水や埃まで吸い込む羽目になりました。2004年モデルでは、ウォータースプラッシュに突っ込むたびに強大な水圧がラジエター周辺にかかりフロントセクションを破壊。キプロスなどでは、砂が詰まって冷却性能が落ちオーバーヒートでパワーダウン。と散々な結果に。2006になっても、この影響はつづいて、アトキンソン車はインタークーラーの排気ダクトから砂を吹き上げて視界が0になるという事態まで発生しました。

V字マウントを考え出したのはサーキット出身のエンジニア。そう、舗装路ではこんな問題は起きないんですよね。
自然を相手に戦うWRCの現実にそぐわなかったわけです。私的には2004年のウォータースプラッシュ問題が起きたときから、口をあけるようなV字マウントではなく、逆V字にするとか、インタークーラーと仕切ってW字型にするとかすればよいのにと思ってました。

結果的には有効面積を犠牲にして単純な垂直配置になったわけですが...。

アベレージスピードが低く、砂埃の多いキプロスでは有効でしょうね。


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